キャリアオイルの種類・効能・効果と選び方・使い方

キャリアオイルの種類

キャリアオイルの種類と効能効果、使い方をご紹介。 人気の種類はホホバオイル(未精製 &精製)、ローズヒップオイル、アルガンオイル、スイートアーモンドオイルなど。 ほか、小麦胚芽オイル・アボガドオイル・マカダミアンナッツオイル など種類豊富でスキンケアに欠かせないオイルです。

ボディローション

キャリアオイルは天然100%植物油で、分子が小さく皮膚への浸透性が高いため、お肌に直接使用できる穏やかな成分です。  キャリアオイルは成分が 強いアロマオイルの効能を引き出しベースオイルの役目を果たします。 ※キャリア(運搬・伝達)|詳しい使い方は「お役立ち情報(左)参照美容イメージ

過去に大ブームとなったローズヒップオイルもキャリアオイルです。 キャリアオイルは精製されていない天然100%植物油を 使います。 マッサージオイルのベースとして利用されていますが、キャリアオイルは様々な効能・効果があり、お肌の機能を高めるビタミンC、Eを多く含む もの、皮膚の活性化作用のあるものなど、クレンジングにも利用できるナチュラルなオイルです。

キャリアオイルの種類と効能・効果

美容にはホホバオイルやローズヒップオイルがおすすめ♪ ホホバオイルは脂質を選ばないので初心者にもおすすめのオールマイ ティーなキャリアオイルです。 人気のローズヒップは美容効果で特に有名ですが、少し高価なので、ほかのキャリアオイルに混ぜてもご利用いただけます。

キャリアオイルの保存方法(各種共通)

キャリアオイルの消費期限は、およそ2年間で直射日光を避け冷暗所に保存してください。 開封後は冷蔵庫をおすすめします。  保存容器は遮光ビンなど日光を通しづらい容器を使用してください。

ホホバオイル

ホホバオイルの種類は、主にホホバオイル ゴールデンとホホバオイル(精製済)の2種類。 ホホバオイル ゴールデンは種子 から絞ったままの未精製の黄金色のキャリアオイルです。 栄養豊富な天然成分を最大限活用できます。 ホホバオイルは刺激が少なく、オールマイティーの使 い易さが特徴です。

ホホバオイル ホホバオイル

  • 原料: ツゲ科の植物(砂漠自生) 抽出法:コールドプレスト(冷圧搾法)
  • 効能: 浸透性が良く、肌になじむ、クセのない初心者でも安心できるオイルです。 お肌を活性化し皮膚トラブルの改善にも効果があります。  香りがほとん どないのでベースオイルとして香水やサンオイルにも利用され、キャリアオイルの中では最も一般的なオイルです。
  • 成分: ビタミンEを多く含んでいます。
  • ホホバオイルは冬季7℃以下になると霜柱状に凍ります。 そのような時はビンを手のひらで温めると溶けてきます。※品質に問題はありません

ホホバオイルの使い方

全身に使用できます。 適量を手に取り、やさしく肌に塗ってください。 首から下のトリートメントに1回約20ml使用の場 合、100mlで5回程度、ご利用いただけます。※個人差あり
(ホホバオイルは10℃以下で凍ることがありますが品質上の問題はありません)

ホホバオイルは「お顔」にも安心してご利用できます。 ホホバオイルを5〜6滴ほど手の平やコットンに垂らして使用してくだ さい。 化粧落としの時は水で洗い、仕上げは通常の洗顔料を使用します。
ボディ全身の場合はお風呂あがりの体が乾燥しない間にホホバオイルを適量塗布します〜ベタつかず、お肌をなめらかに潤いを与えます。

ヘアケアにも効果があり「フケ防止、頭皮の保湿効果」がありますので市販のコンディショナー(リンス)に数滴まぜて利用する こともできます。 ほか、ヒゲ剃りの時にシェービングクリームの前にホホバオイルを8滴ほど塗ると「カミソリ負け」を防ぎ肌触りのよいお肌になります。  唇のひび割れの時は、ホホバオイルを指に数滴取り、唇に塗ると「リップクリーム」としても利用できます。

ホホバオイルの詳しい使い方は左ボタン「アロマオイルの使い方」を参考にしてください・・・手作りマッサージオイルなど、 目的の効能・効果に合った手作り化粧品を作ることができます♪

ホホバオイルの効能・効果

ホホバオイルはホホバの木の種子から抽出されたオイルです。 人間の皮膚の皮脂成分に類似し ているため、お肌に吸収しやすく、よく馴染むため、マッサージオイルに最も適しているキャリアオイルのひとつです。 成分がおだやかなのでニキビ肌にも利 用できます。 保湿効果の持続力があり「お肌の潤い」を1日中保ち、長期保存でも抗酸化成分を失いません。

ホホバオイルはワックスエステルと呼ばれるほどワックスエステルを多く含有し、ビタミンEも豊富。

ホホバオイルの原産地

ホホバの木はアメリカ南西部のアリゾナ州やカリフォルニア州のほかメキシコ北部など砂漠の乾燥地帯に自生する常緑低木です。

ローズヒップオイル

ローズヒップ ローズヒップオイル

  • 原料: バラの種子 抽出法:コールドプレスト(冷圧搾法)
  • 効能: その昔、テレビ番組で美容効果が紹介され「一大ブーム」になりました。 ビタミンCがレモンの20倍とも言われています。 シミの緩 和など新陳代謝を高める働きがあるため、お肌の老化防止に効果的なので年齢を問わず人気があります。 マッサージオイル、化粧品によく利用されています。
  • 成分:必須脂肪酸を多く含んでいます。

ローズヒップオイルの使い方

全身に使用できます。 適量を手に取り、お肌に塗ってください。 ベタつきと特有の香りがありますので、少量ずつ様子を見な がらお使いいただくことをおすすめします。 洗顔後、化粧水のあとに2〜3滴を手に取り、清潔な肌にやさしく馴染ませてください。

夜のスキンケアに適しています・・・スペシャルケアとして、ゆったりとしたバスタイムにティースプーン1杯のオイルを手に取 り、フェイシャルマッサージするのがおすすめです。
【注意】ローズヒップオイルは濃度が高いとニキビには悪影響があります。

ローズヒップオイルの詳しい使い方は下記を参照・・・目的に合った手作り化粧品を作れます♪

ローズヒップオイルの効能・効果

ローズヒップオイルの強い天然活性成分はスキンクリームやローション、ヘアケア、マッサージオイルなど化粧品に広く利用さ れ、世界中のアロマテラピストのあいだで人気が高いキャリアオイルです。

一般的に言われているローズヒップの効能は、含まれてるビタミンEの抗酸化効果により皮膚を健康にします。 また、ビタミン Aは老化を遅らせ、乾燥肌を柔軟に水々しくして「お肌」を若返らせます。
そのほか皮膚の再生効果 があり色素沈着、ヤケド、傷跡などのケアにも適しています。

これら老化を防ぐ『アンチエイジング効果』が人気の高さ、ブームにもなった要因です。 一般的には10%程度の希釈が推奨さ れています。

一般的に言われている成分は、皮膚に栄養を与える脂肪酸のリノール酸やリノレン酸を多く含みます。 ほかオレイン、プ ロビタミンA(主にベータカロテン)、パルチミンなど

ローズヒップオイルの原産地

ローズヒップはバラ科バラ属のハマナスの実に少し似ていて、バラの種子、果実から抽出されます。
ローズヒップオイルは南米チリの原住民のあいだで古くから利用されてきました。 この南米のほかフランス・ヨーロッパや南アフリカなど多くの地域に自生し ています。 バラの一種のイヌバラ(学名:Rosa caninaロサ・カリーナ)でピンク色の花(5枚の花弁)が咲きます・・・秋に成る実が『ローズヒップ』と呼ばれ、その実からオイルが抽出されます。

アルガンオイル

アルガン  アルガンオイル

  • 原料:アルガン・ナッツ 抽出法:コールドプレスト(冷圧搾法) ※世界でも希少なオイル
  • 効能:お肌をやわらかく水々しさを与え、シワを小さくする効果があります。 ニキビや湿疹のケアにもおすすめです。 石けんやスキンケア、ヘ アケア製品などに利用されています。
  • 成分:ビタミンEやサボニンなどを含んでいます。

アルガンオイルの使い方

洗顔後2〜3滴を手に取り、お肌にやさしく馴染ませます。 そのあとは普段通り、お顔のスキンケアを行ってください〜お肌に ハリと潤いを与えます。 デリケートな目元のケアは重ねづけがおすすめ♪

キャリアオイルは分子が小さく、お肌への浸透性が高いという特性があり単体でのご使用のほか、目的に合ったエッセンシャルオ イルを配合する事により、さらに効能・効果を高めることができます。

アルガンオイルの効能・効果

アルガンオイルはお肌をやわらかく水々しさを与え、シワを小さくする効果があります。 ニキビや湿疹のケアにもおすすめで す。 一般的に言われているアルガンオイルの成分はビタミンE、カロチン、酸化防止剤、必須脂肪酸が豊富と言われています。

一般的に言われているアルガンオイルの効果には、高い栄養価と数多くの薬事的効能(薬効)が知られています。 マッサージオ イル、化粧水、クレンジング、石鹸、アンチエイジングクリーム、ヘアケア製品など美容全般に利用されています。

アーモンドオイル

アーモンド アーモンドオイル

  • 原料: アーモンドの種子(さくら属) 抽出法:コールドプレスト(冷圧搾法)
  • 効能: 栄養分豊富で肌をやわらかく、なめらかにする働きがあります。 乾燥肌にオススメ。
  • 成分: オレイングリセリドリノール酸ほかビタミンD、タンパク質が豊富です。

アーモンドオイルの使い方

全身に使用できます。 適量を手に取り、やさしく肌に塗ってください。

お肌のしわ、たるみのスキンケア(アー モンドオイルがベースのマッサージオイルの作り方)
アーモンドオイル30mlに、肌の老化防止効果のローズまたはフランキンセンス精油を合計7滴加えて、よくかき混ぜてください。 アーモンド油は黄色味を 帯びていますのでシーツへの色移りに注意。

髪のパサつきのケア(アー モンドオイルで潤いと栄養を与えるシャンプーの作り方)
アーモンドオイル6mlと皮脂バランスを整える効果のラベンダー精油5滴を市販の無香料シャンプー(290ml)に加えて、よく混ぜて使用してください。

キャリアオイルは分子が小さく、お肌への浸透性が高いという特性があり単体でのご使用のほか、目的に合ったエッセンシャルオ イルを配合する事により、さらに効能・効果を高めることができます。

アーモンドオイルの効果

アーモンドオイルは栄養分が豊富で肌をやわらかく、滑らかにする働きがあります。 皮膚の軟化効果は優れた「皮膚軟化剤」と して、よく知られています。 一般的に言われている成分は、タンパク質、オレイン酸グリセリド、リノール酸、ビタミンDが豊富で肌に潤いと栄養を与えま す。 また、乾燥肌のケアや肌の炎症を和らげます・・・特に乾燥肌におすすめです。

グレープシードオイル

グレープシード グレープシードオイル

  • 原料: ぶどうの種子 抽出法:コールドプレスト(冷圧搾法)
  • 効能: サラッとした感触で脂性肌にオススメです。 ニキビや皮膚炎などのトラブルを緩和する作用があります。 足のかゆみや消臭などに有効 です。 サマーシーズンにもオススメ♪
  • 成分: リノール酸を多く含んでいます。

小麦胚芽オイル

小麦胚芽 小麦胚芽オイル

  • 原料: 小麦の胚芽
  • 効能: ビタミンEを多く含み、新陳代謝を高める働きがあります。 肌の老化を防ぎ、乾燥肌・湿疹にオススメです。

アボガドオイル

アボガド アボガドオイル

  • 原料: アボガド 抽出法:コールドプレスト(冷圧搾法)
  • 効能: アボガドは栄養分豊富な野菜です。 乾燥肌・日焼け肌にオススメです。 主に石けんやローション、スキンクリームなどに利用されてい ます。
  • 成分: ビタミンA、B(B1、B2)を多く含み、ほかビタミンD、E、ベータカロチンを含有。

マカダミアンナッツオイル

マカダミアナッツ マカデミアナッツオイル

  • 原料: マカデミアナッツ
  • 効能: シットリとしたオイルで、肌をやわらかくして老化を防ぎ、日焼けのケアにも使用されています。 化粧品の原料として人気のあるオイル で す。 乳幼児 にもやさしい成分です。

そのほかキャリアオイルの種類

  • Hazelnut(ヘーゼルナッツ)、St Johns Wort(セン トジョーンズワート)、Sea Buckthorn(シーバックソーン)、Palm(パーム)、Meadowfoam(メドウフォーム)、Camellia Seed(ツバキ・シード)、Evening Primrose(イブニング・プリムローズ)、Pomegranate(ザクロ)、Apricot(アプリコット)、Tamanu(タマヌ)、 Black Currant Seed(ブラック・カラント・シード)、Borage(ルリジサ)、Carrot(キャロット)など。

キャリアオイル使用上の注意(各種共通)

  • 10℃以下で凍ることもありますが品質には問題ありません。その際は常温でとかしてください。
  • お肌に合わない場合は、ご使用をおやめ下さい。
  • キャップはしっかりしめて、冷暗所に保管してください。
  • 目には入らないよう注意してください。
  • 肌に合わない時、使用中に赤み、はれ、かゆみ、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみ等の異常が出た時、日光があたって同様の異常が出た時は使用を 中止し、皮フ科医へ相談してください。使い続けると症状が悪化することがあります。
  • 肌に異常がある時は使用しないでください。
  • オイルが付着したタオル等を乾燥機で乾かさないでください。発火原因となる場合があります。
  • お子様や認知症の方等の誤飲に注意してください。
  • 高温多湿・日光のあたるところに保管しないでください。
  • 天然成分を使用のため、稀に沈殿物や色が変わることがありますが品質には問題ありません。